2019年5月20日月曜日

ボディメカニクスに着目してみよう!

今日は介護職員に人気のある、腰痛対策の研修会の様子をご紹介いたします)^o^(
「ボディメカニクスに着目してみよう」というタイトルで、講師は当施設の理学療法士でした。
まずは講義から始まりました。
ボディメカニクスとは身体の動きのメカニズムの事を言います。
現在、介護職の業務上疾病のうち、9割が腰痛、と言われているそうですが、介護職も高齢化しており、長く健康的に働く為にも、ボディメカニクスを活用した介護が必要となっているのです。
そのほか、原則や、楽に移乗できるテクニックなどを、講義では教えていただきました。
そして、実際にやってみました。まずはお手本!
 
そして、体験!
 
 
参加者からの感想です。
「ボディメカニクスの原則を理解し、身につけることで移乗介助による腰痛はある程度、予防できると思う。」
「支持基底面積を広くし重心を低くする。介護者と利用者の重心を近づける事ばかり頭に置いていたが、今日学んだ背筋を伸ばす事を取り入れようと思った」
講師からのコメントです。
今回は、介護職さん側の「専門職からの視点で、ボディメカニクスをわかりやすく教えてください」との要望から始まりました。
最初はリハビリ職の知識を分かりやすく伝えるにはどうしよう?と頭を捻りましたが、介護職さんの現状を知らないと話ができないと感じ、現場の介護職さんから日々の困っていることや、身体に負担を感じる事を拾い集める事にしました。
その甲斐もあり、介護職さんたちから「足に力があまり入らない方の立ち上がりで腰が痛くなる」「全介助の方の移乗の時にしんどい」などリアルな意見を集めることができました。
そこにリハビリ職として利用者さんの身体だけではなく、介護する側の身体も楽な事が、お互いのためになる事を伝えました。
実技では、重心を変化させることで身体は動かしやすくなったり、動かしづらくなる事を体験してもらえるようにしました。
今回、研修を通して自分の中の知見を改める良い機会になったと思います。

いろいろな専門職がいる、という当施設の強みを活かした研修会でした!これからも多職種で学び合いましょう(*^_^*)

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